虫刺されとかきやぶり対策

色鉛筆 子どもの病気

こんにちは。

皮膚科Dr!ちびです。

今回は、虫刺されと、その後のかきやぶり対策についてお話していきます。

ちび
ちび

ついに娘ちゃんも初めて虫刺されを体験しました。本能のままにかきむしっております。

昨年は、0歳で歩くのもまだだったので、外遊びはほとんどしていなかったせいか、虫刺されは今年に入ってからのデビューでした。

もともと私は蚊の被害にあいにくい体質だったので、あまり関心がなかったのですが、さすがに娘ちゃんが被害にあってるのは困る。

というわけで、さっそく虫よけスプレーを購入しました。保育園の指定条件にあうDEETなしのスプレータイプを選択。娘の園は貼るタイプや腰につけるタイプはNGみたいです。

旦那が近所のドラッグストアで”天使のスキンベープミストプレミアム”(イカリジン15%配合)を買ってくれました。むしろそれしか置いてなかった、と言ってました。本当かどうかは分かりません(笑)。

そして、自宅用にいろいろ検討した結果、”UVライトで電撃殺虫”という売り文句のランタンのような形のものを購入。寝ている間に光らせています。UV、つまり紫外線ですが、直接見ないように、寝ている間に少し離れた場所に置いています。効果があるのかはまだ分かりませんが・・・。

薬剤のものはやっぱりにおいが気になるのと、あまり吸い込みたくないので今回はやめました。

昔のちび
昔のちび

蚊にやられても、我慢したらいいだけー!

皮膚科外来やってて、虫刺されから掻き壊して伝染性膿痂疹(いわゆる”トビヒ”)になった子などよく見かけます。ついこの間まで、”掻き壊す前に、親がやめさせればいいだけじゃん?”って思っていました。全国の親御さん、大変失礼いたしました。

今のちび
今のちび

子どもは本能に従う!

だって痒いんですもの!

そこで、対処方法ですが、絆創膏はNGですね。絆創膏のガーゼ面は小さいので、虫刺されの近くに粘着テープがきてしまいます。私見ですが、虫刺されの近くの皮膚は刺激に敏感になっているのか、テープの刺激でさらに痒くなる傾向が強いです。(アトピー性皮膚炎の人の掻き壊しに絆創膏もやめた方がいい)

試しに娘ちゃんに、アンパンマンの可愛い絆創膏を貼ってみましたが、ものの見事に絆創膏の部分まで引っかいて広がってしまいました。絆創膏は怪我の時に使いましょう。

じゃあどうすればいよいのか? 薬を塗ってガーゼして包帯巻く。これが最善です。薬はかゆみが抑えられたらなんでもいいです。市販のかゆみ止めでも、皮膚科で処方されたステロイド外用薬でも。どうせ大概の虫刺されのかゆみは1日以内に引きます。引くまで、どうにか物理的に引っ掻けないように頑張りましょう。大人の場合は理性があるので、我慢するなり冷やすなりしてくださいね。

すでに外出先で蚊にやられてちょっと掻いて広がっちゃったというときは、お家に帰った時点で上記対応をしましょう。全身に広がってなければ、まだ簡単に取り返せます。

なんでも症状は小さいうちに細かく対応を! ぼやのうちに消せば大火事にはならないと同じ理屈ですね。

なにか皆様のお役に立てる情報であれば幸いです。

皮膚科Dr!ちびでした。

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