育児との両立のため、時短的な大学院生活を固持して思うこと

育児との両立 大学院生 大学院生

こんにちは。

皮膚科Dr!ちびです。

今回は、大学院生活で自発的に”時短での研究ペースを維持している”というお話です。

私は、医者になってしばらく勤務医をしたのち、大学院1年目で妊娠・出産を経験、生後3~4か月の時に研究室に復帰、旦那が単身赴任で実の両親に手伝ってもらいながらの育児、それも無理がたたり復帰後半年でうつ状態となり、研究室をお休みしていました。いろいろあって、別の研究室で復帰して今に至ります。

現在は夫は単身赴任から戻り、ツーオペ育児へ。もともと短時間睡眠でも大丈夫で徹夜もOKだった私は、1日8~9時間眠らないともたない体質に変わりました。

ちび
ちび

それでも保育園に預けている、日中は動けるんですよ! 

1.1日のスケジュールは?
2.研究できる時間は?
3.活動時間が短いことの負い目
4.まとめ

1.1日のスケジュールは?

6時起床:popIn Aladdinの目覚まし機能と、テレビのおはようタイマー機能を使って、目覚めます。というか自然に5時55分くらいに目が覚めるようになりました。娘ちゃんもだいたい同じ時間に目覚めて、私を捕まえてきます。

娘ちゃんをなだめながら、フォローアップミルクを作って、冷凍焼きおにぎりを温めて、バターロールを温めて、ヨーグルトとヤクルト、牛乳(旦那はトマトジュース)をセッティングして、リビングの机へ。ドラム式洗濯乾燥機から洗濯物を各自のかごに分類して、身なりを整え、娘ちゃんの洗濯ものをたたみながら登園準備をする。”食事の準備””洗濯物の処理”は、その日の娘ちゃんのぐずり方次第ですが、旦那と分担してこなしています。

7時10分:園へ出発。時間があるときは旦那と私と娘ちゃんの3人で行きます。大人の足では徒歩6分くらいの距離を20分くらいかけてお散歩します。

7時40分:帰宅。朝ごはんの片づけや、自身の支度をします。その後、外勤や大学へ出発。朝のミーティングや大学勤務がある日は、送りを旦那に任せて私は7時10分頃に出発です。

活動時間:ミーティングは8時半~、大学勤務や外勤は9時~、研究だけの日は9時半ころ~活動します。特別なことがなければ15時半には研究室を出ます。遅くとも16時20分には出ます。どうしても遅くなる時は旦那や両親に事前に連絡しておきます。

17時30分:帰宅し夕食の準備(coopの宅配で、湯煎するだけとか、炒めるだけとか…)。17時までに帰宅できるときは、ちょっと手間のかかる夕食を作ったり、寝転がって休憩したりします。

~18時:園へお迎え。18時以降は延長保育となり追加料金がかかるため、ここは死守しています。帰宅後はまずお風呂です。すぐにお風呂なので、降園時のお散歩で汚れても特に問題ありません。洗濯機は夜中に回せるように予約しておきます。

19時~:夕食。食べ終えると食器類は食洗器に放り込みます。余った炊飯器のご飯は冷凍庫へ。鍋やフライパンなどは旦那が洗ってくれます。マットレスを敷き、しばらく娘ちゃんと戯れる時間になります。

20時~:歯磨き。終わり次第、部屋を暗くして寝かしつけへ。21時ころには娘ちゃんと一緒に寝落ちしてしまうことが多いです。たまに起きていられる時にブログを書いています。

2.研究できる時間は?

上記スケジュールを見ていただくと、実質研究活動ができるのは、9時半~15時半の合計6時間となります。最初の30分は、前日までの内容の思い起こしと、当日にすべき内容の洗い出しをします。途中30分程度は昼食休憩にとられます。外勤のある日は大学に戻るのが14時頃になるため、実質研究できません。よほどのことがない限り直帰して、家でもできる調べものや大学でダウンロードした論文を読んだりしています。娘ちゃんの魚アレルギーの受診なども平日日中にあります。

というわけで、平日5日間では、約21時間の活動となります。土日祝は基本的に研究・自己研鑽の時間はありません。

私の独身勤務医時代だと、平日では8時半~19時半で働いていたので、平日5日間では約55時間の活動となります。さらに土日も学会参加を含めた自己研鑽の時間はたっぷりとありました。

独身時代と比較して、今は(特に寝落ちするせいもありますが…)約1/3程度の時間しかありません。ほかの大学院生が1週間でできることが、私は頑張っても3週間かかります。

3.活動時間が短いことの負い目

”朝早くに来ない、夕方早くに帰る、土日も来ない”…これは事情を知らない人からみると、ただ単にさぼっているだけのように見えてしまうのではないか? 大学院生とは、時短勤務という概念すらない業界です。短い滞在時間の間に、できる限り自分の研究を進めようと思うと、個人的な事情を同僚に話す時間もない。研究を進めたいけど、突発的に対応しないといけないことが出てくると、それだけで1日の半分が終わってしまう。焦っても仕方ないけど、明らかにほかの大学院生と比べて勉強する時間もなく、知識も追いついていかない。活動時間を長くすればそれらは解決するんじゃないか?

そんな感じで頑張りすぎて、1つ目の研究室では限界がきてしまったので、今は心を鬼にして(?)セーブしています。

確かに娘ちゃんのお迎えを私の両親に頼んで、夕食まで食べさせてもらえれば、もっと研究に割ける時間は捻出できるのかもしれません。ただ、娘ちゃんが何を食べてどんな遊びをして成長していくのか、登園・降園時のお散歩も含めて、かけがえのない時間と感じています。特にお迎えの時、私の姿を見た娘ちゃんが、それまで遊んでいたものを投げ捨てて飛び上がって喜んでいる様を見ると、”今日も1日お互いに頑張ったね! 一緒に帰ろう!”という温かい気持ちになります。そんな私には、とにかく17時半までに帰宅、できれば17時に帰宅して自分の時間を30分持つこと。これが私の心の健康を保つために必要不可欠なんですよね。

4.まとめ

周囲と比較して私のスピードがあまりにも遅いことに焦っていましたが、今回、活動時間を検討した結果、仕方がないことが分かりました。もし今後、”スピード感をもって研究をして欲しい”と言われることがあれば、活動可能時間を具体的に示して言い返してやろうと思います。というか大学院生で授業料払っている(=給料はもらっていない)のですから、自分のペースでやらせてくれって話です。もちろんトップジャーナルや最短での卒業は諦めています。

ちび
ちび

大学院生で時短をキープする、つまり自分のペースを維持するには、思いのほか強い信念が必要なんです。

なにか皆様のお役に立てる情報であれば幸いです。
皮膚科Dr!ちびでした。

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