皮膚科医が教える、巻き爪になりにくい爪の切り方

爪を切る道具 お肌のトラブル

こんにちは。

皮膚科Dr!ちびです。

巻き爪の人達、実は切り方を間違ってる人が多いんですよね。そこで、今回は久しぶりに皮膚科医らしく”足の爪の切り方”をお話しします。

ちび
ちび

皮膚科外来では定期的に巻き爪の人がやってきます。

だいたい小学校高学年~70代くらいまでと年齢幅は大きいです。

巻き爪の病態や治療含めた詳細については、各自ネットで検索してください。

さて、爪はみなさん何で切っていますか?

ほとんどの人が図2のパターンかなと思います。旦那も図2です。私はなんと図3です。普通の小型の文房具用のハサミで切ってます。赤ちゃんの時は赤ちゃん用の小さな爪切りばさみを使いますよね。その延長のつもりなんですが、誰からも共感を得られません(涙)。そして最後に図4のように爪を爪やすりで研いでいる方、意識高めで素晴らしいです。

図1なんてホームセンターでしか売ってなさそうなものですが、意外と皮膚科外来には常備されています。分厚い爪はこれじゃないと太刀打ち不可です。ちなみに、総合病院で皮膚科外来を担当していると、入院中の患者さんの爪切り依頼が結構来ます。

どんな道具を使おうが、好きにしていただければ大丈夫です。ただ、最終的には以下のような形に整えるのがコツです。

maruhoさんの資材より

特に足の親指には体重がかかるので、ケアを怠ると、巻き爪になって爪がお肌に食い込んでひどくなると炎症を起こしてめちゃくちゃ痛くなります。先っぽの白い部分は少しだけ残しましょう。深爪しすぎるとそのうち、指先の骨が変形して、治療に難渋します。

そして、足の指にしっかりと体重をかけて歩いてください。体重をかけることで、爪が前方に伸びていきます。そうでないと、爪が分厚くなったりあらぬ方向に伸びていったりします。

ちび
ちび

今の時代は小学校で習うのでしょうか?

ぜひ、学習指導要領に組み込んでいただきたい内容です。

なにか皆様のお役に立てる情報であれば幸いです。

皮膚科Dr!ちびでした。

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